慢性肩こりはマッサージではなく肩関節への施術で治す

以下の文章をまとめると

マッサージで慢性の肩こりが治らない方にとって、本当の原因は肩周囲の関節かも!?

肩こりに関係する肩の関節は合計4つある。

肩にある関節は肩甲上腕関節・胸鎖関節・肩鎖関節・肩甲胸郭関節。

回旋筋腱板の筋肉や猫背や姿勢なども肩関節に影響する。

肩こりを良くするには大胸筋・胸鎖乳突筋も重要。

目次
肩こりに関係する肩周囲にある関節
肩を動かすには様々な関節が連動して動いている
関節以外で肩関節に関わる組織
自分でできる肩こりを改善させる筋肉2選
「私の肩こりって筋肉性ではなく、関節性かも!?」と思った方は当院まで

慢性の肩こりでお悩みの方は多いですが、それが年々ひどくなって、最近では「肩を挙げられない」「物を取ろうと伸ばしたときに痛い」など生活に支障が出てきたという方も多いのではないでしょうか?
当コラムにて、実は肩こりは筋肉だけの問題ではなく、肩関節と深い関りがあるということをお伝えしています。
ご覧いただき、ご自身の肩こりの原因が筋肉ではなく関節かもという知識をまずはお持ちいただきたいです。

 

肩こりに関係する肩周囲にある関節

肩に存在する関節はひとつだけと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
実は、以下の関節が複雑に連動することで手を上げたり、腕を伸ばしたり、時には首を動かすということができています。
〇肩甲上腕関節(肩甲骨と上腕骨で構成される関節)
〇肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨で構成される関節)
〇胸鎖関節(胸骨と鎖骨で構成される関節)
〇肩甲胸郭関節(肩甲骨と胸郭で構成される関節)
ここからはこれらの関節をひとつひとつご説明します。

|肩甲上腕関節

一般的に肩関節とは肩甲上腕関節のことを指すことが多いです。
肩甲骨と上腕骨によって構成された関節で、この関節がうまく連動することでスムーズに我々は肩を動かすことができ、腕をあげる・耳まで手を持っていく・髪の毛を洗うなどの動作ができます。
肩甲上腕関節は不安定な関節で、その不安定を補うために様々な筋肉や靭帯、関節、関節唇(かんせつしん)が活躍しています。
ですので、肩関節の靭帯や関節の損傷は肩甲上腕関節の不安定化に直結します。

|肩鎖関節

肩甲骨と鎖骨によって構成される関節です。
鎖骨の外側(肩峰端)と肩甲骨の肩峰によって構成される関節で小さな関節です。
関節面が小さい為、激しくぶつかりあうスポーツ(アメリカンフットボール、ラグビーなど)や格闘技や柔道などで怪我しやすい関節です。

|胸鎖関節

胸骨と鎖骨によって構成される関節です。
胸骨とは胸のちょうど真ん中に位置する骨で、胸が痛い時などに胸を抑えた時に手にする場所に胸骨があります。
胸骨と鎖骨の内側で構成される関節のため、身体の真ん中付近に位置していますが、肩を動かす時に重要な関節で肩を上下・前後に動かす時に胸鎖関節は大きく作用します。

|肩甲胸郭関節

肩甲骨と胸郭によって構成される関節です。
肩の関節の中では最大の動きをする肩甲上腕関節がスムーズに動くには、この肩甲胸郭関節が重要になってきます。
肩関節の基礎となる土台の様なイメージの関節です。
この関節の柔軟性や安定性が欠如すると、肩全体の動きもいっしょに悪くなります。
他にも、肩関節を支える筋肉の腱板とも深い関りがあり、肩甲胸郭関節の安定性は非常に重要となります。

肩を動かすには様々な関節が連動して動いている

そもそも肩をあげるという動作は一つの関節が行っているわけではなく、複数の関節が連動して動かすことで実現できます。
例えば、挙手する・手を挙げるといった動作は、専門用語でいうと肩関節の屈曲動作という動きになります。
先程、「肩関節とは一般的には肩甲上腕関節を指す」と説明しましたが、一番肩周囲で重要な肩甲上腕関節だけが作用しても、実は、手で頭を触ったり・腕を上げるような動作を行うことはできません。
肩関節の4つの関節が複雑に連携することで我々の肩は動作することができます。

【肩関節の屈曲動作における関節の関与度】
〇肩甲上腕関節 約40%
〇肩甲胸郭関節 約20%
〇肩鎖関節 約10%
〇胸鎖関節 約10%
〇肩関節以外の骨格 約20%

「肩がこり過ぎて腕が上げずらい」「肩こりが慢性化してシャンプーできない、頭がかけない」などの自覚がある方は単なる肩こりではなく、動作不良を生じる肩関節の悪さに原因があるかもしれません。

関節以外で肩関節に関わる組織

|回旋筋腱板(ローテーターカフ)

「回旋筋腱板」「ローテーターカフ」「肩のインナーマッスル」「腱板断裂」「腱板損傷」などという言葉を聞いたことのある方は多いと思います。
ローテーターカフや腱板とは筋肉の総称のことで棘下筋・棘上筋・小円筋・肩甲下筋などインナーマッスルのことを指します。
これらが関節を動かす筋肉であると同時に、不安定な肩関節を筋肉によって安定化してくれる役割もあります。


|猫背・姿勢不良・脊柱

腕を上げたり、肩を回したりするには肩以外にも腕の骨・鎖骨・胸郭・脊柱・肩甲骨などの動きも非常に重要です。
猫背などの不良姿勢や、歪んだ姿勢などの姿勢不良も肩関節の動きに影響します。
なぜならば、猫背になると背中は丸くなり僧帽筋・広背筋が制限されたり、胸が開かず閉じた状態になり大胸筋・小胸筋にも悪影響となるからです。
加えて、時間の経過とともに、物を引っ張ったり、運んだりする時にも障害が出てきたりします。

自分でできる肩こりを改善させる筋肉2選

|①大胸筋

まず一つ目がいわゆる胸筋である大胸筋です。
上半身の中では、比較的大きくパワーを持った筋肉です。
肩関節に関わる様々な骨に付着しているため、関節が硬くなると大胸筋も硬くなり、結果的に肩関節の不良と肩こりをもたらします。
肩こりのメインである、背中の筋肉には自分自身でマッサージをすることはできませんが大胸筋は自分でマッサージすることができます。
痛くない程度で押圧することで肩関節の柔軟性や緊張緩和となります。

|②胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と呼ばれる筋肉で首を動かすときに重要な筋肉です。
首を左右に動かすとムキっと首に出てくる筋肉が胸鎖乳突筋です。
複雑な名前ですが、名前の由来は簡単で胸骨・鎖骨・乳様突起(頭蓋骨の出っ張り部分)とを結んでいるところから名前がついています。
肩に関わる関節の多くは鎖骨や胸骨によって構成されているため、それらの関節と胸鎖乳突筋は良くも悪くも非常に深く関連しています。
こちらも痛くない程度で押圧することで肩関節の柔軟性や緊張緩和となります。

「私の肩こりって筋肉性ではなく、関節性かも!?」と思った方は当院まで

慢性の肩こりがマッサージで治らない方は、肩関節のアプローチで肩こりを改善をしましょう

肩こりというとどうしても筋肉由来のイメージがありますが、決してそうではありません。
デスクワークや長時間のパソコンやスマホ操作などで筋肉の疲れとは別に、関節は柔軟性を失っています。
そして、その柔軟性は肩周囲の筋肉の血流不足や動作不良を招いています。
多くの整骨院・接骨院・整体院では肩こりに対して、背中の筋肉である僧帽筋・広背筋などへのマッサージ施術が主です。
しかし、当院では肩こりではなく肩関節に関わる関節・筋肉への施術を行うので首の筋肉・大胸筋・頭部・頭皮など様々な部分に施術を行います。
具体的な施術内容としても整体・矯正・鍼灸治療などを行い、特に当院の肩甲骨はがしはコリや関節可動域の拡大によって血行循環が良くなるのでおすすめです。→当院の施術メニューはこちら
「背中の筋肉へのマッサージ」という観点ではなく、「肩関節の硬さ・周囲の筋肉・柔軟性・血流」に対して良くすることで悩みである慢性の肩こりの改善がみえてきます。
背中だけのマッサージを受けてこられた方や、肩関節や頚部や腕などへの施術を受けたことのない方はお気軽に当院までお問い合わせください。
一人でも多くの方により良い日常生活を送ってもらえるように最善の施術を行います。

 

だんだん悪化して、もう既に症状が肩こりではないという方へ

〇「腕肩を動かせない、動かすと痛い、夜寝ていると痛い、腕を持ち上げることができない」でお悩みの方はこちら【四十肩・五十肩】

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