手・肘・腕

神経狭窄によるしびれ

神経狭窄によるしびれについて

腕や手や指先にかけてしびれ・ピリピリ・ジンジンが発症する人にはいろいろな原因が考えられます。
多くの場合、筋肉の疲労や関節の柔軟性の低下やストレッチ不足により神経が圧迫を受けて、しびれや違和感やだるさなどの症状が現れます。
実は手の動きを操作する神経はいろんな箇所で圧迫を受けやすく、受けやすい箇所は主に5つあります。

【①首に原因がある場合】
首や頸部で神経が圧迫されて手先にかけてしびれの症状が出ます。
親指と人指し指のしびれの場合- 第6頸髄神経根が圧迫や刺激を受けている可能性。
中指のしびれの場合-第8頸髄神経根が圧迫や刺激を受けている可能性。
小指と薬指のしびれの場合-第7頸髄神経根が圧迫や刺激を受けている可能性。

症状の始まりは違和感やむくみ感や動かしにくさから始まることもあり、症状の進行度によっては指や腕に力が入りづらい・入れづらいなどの症状となります。
一般の方では首に原因があることをみつけることは困難なことが多く、こういった首に原因があるにもかかわらず手のしびれに対して、手に湿布を貼られている方もいますが、この場合は効果的とは言えません。

【②肩周囲に原因がある場合】
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)の可能性が高いと考えられます。
胸郭出口症候群についてはこちらをクリックください

【③二の腕や肘に原因がある場合】
二の腕や肘の位置に原因がある場合は肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)の可能性が高いと考えられます。
肘部管症候群とは肘の内側ある尺骨神経が圧迫や刺激を受けて起きる症状です。
尺骨神経は肘の部分では非常に体表に近いところを走行し、表面には薄い皮膚があるだけなので直接的な圧迫・刺激を受けやすかったり、肘を曲げた状態を続けるだけで尺骨神経は引き延ばされます。
始めは主に小指と薬指、もしくは手のひらの小指側に痺れなどや、激しい運動の後に肘の内側に違和感を覚えたりして、痛みが発生します。
そのまま放置しておくと痛みはだんだん強くなり、前腕から薬指、小指にかけてしびれが起こったり、握力(筋力)の低下や、感覚鈍麻などの症状が見られたりします。
顔を洗うときに水がもれてしまう、箸がうまく使えないなどの症状が見られる方は肘周囲に原因があると考えられます。
スポーツ面では投球動作やラケット、ゴルフクラブなどを持って反復動作を行う人に多く見られます。

【④手関節・手首に原因がある場合】
手首に原因がある場合には手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の可能性が高いと考えられます。
手根管とは手首の手のひら側にある狭いトンネルのことで、このトンネルの中を指先へと通じる正中神経や指を動かすための腱が通っています。
手根管症候群では親指から薬指までにかけてや、手のひらの痺れの症状がみられ、痺れや痛みは夜から明け方に強まる特徴があります。
自転車に乗る、編み物をする、吊革を掴むなどでも症状は強まり、進行すると指の感覚が鈍くなったり、小さなものを掴むなどの親指の力が低下します。
また、腕や指の使い過ぎたり、女性がなりやすいのが特徴で特に中年の女性に多いとされ、妊娠のむくみなどでも起こります。
この女性に多いという特徴は具体的な原因は判明しておらず、ホルモンの乱れが原因とも考えられています。


【⑤ギヨン管症候群首に原因がある場合】
前述した手根管症候群よりも小指側の手首の位置にギヨン管と呼ばれるトンネルがあります。
別名は尺骨神経管と呼ばれ、尺骨神経が通っています。
前述した肘部管症候群は尺骨神経が原因ですが、このギヨン管症候群も尺骨神経が原因の症状になります。
同じ尺骨神経が原因による障害ですが、肘部管症候群では手のひらと手の甲の小指側などにしびれや痛みが出ますがギヨン管症候群では手の小指と薬指の小指側半分にしびれや痛みが出ます。
また手根管症候群は女性に多いですが、肘部管症候群やギヨン管症候群は男性に多いという特徴があります。

【手先や指先しびれの施術例】
STEP1
まず初めに手のしびれの原因を特定します。
手のしびれや腕のだるさの多くは首から指先までを走行している神経や血管が何らかの影響で狭窄や刺激を受けていることで引き起こされます。
問診時に腕を上げる、肩を回す、首を傾ける、手を握るなどの動作チェックを行い、併せて神経や血管に軽い圧迫を加える検査を行います。
現状把握できた状態や原因を患者様にわかりやすくご説明し、施術の方向性の話をさせていただきます。

STEP2
当院の首・肩周囲への整体で筋肉・神経・血管・関節に刺激を与え、筋緊張の緩和と血流促進を行います。
STEP1で得た検査情報を基に特に狭窄を受けている部位とその周囲の筋肉を特に入念に施術します。
整体施術によって神経、筋肉、血管の緊張を取ることでしびれやだるさを取り除きます。
首周りに原因があれば鍼治療が有効的です。
手首や肘周りに原因があればお灸治療が有効的です。

【女性 30歳代 天王寺区 美容師】
手の痺れがありこちらで治してもらいました。
美容師の同じような症状を治した経験が先生にあったのと私の原因を説明いただき信頼できました。
数カ月前から手に違和感があり2週間前からは二の腕のだるさやはさみを持つこともかなり困難になりました。
整形外科などでも何もないと言われ、湿布くらいすることがなく悩んでいたところでした。

【女性 30歳代 天王寺区 保育士】
急に腕に痺れの感覚とピリピリ感が出てきて、あかり治療鍼灸院さんにお世話になりました。
肩や首周りを熱心に治療してもらい良くしてもらいました。
かなり症状は改善されてきてます。
はりやお灸も初めてでしたが、全然痛くなくしてもらってよかったです。
静かで安心できるお店です。

【女性 40歳代 天王寺区 会社員】
痺れが指先と手に何度も出ていましたが整骨院でマッサージでましになっていましたが今回はいつもと質が違ってマッサージでもまったく良くなりませんでした。
首と肩へ受けなことがない整体をやってもらって痺れがなくなりました。
いつも痺れが出ている原因も教えてもらえよかったです。
おすすめと感じました。

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