悪い姿勢・猫背

猫背・内巻き肩

猫背・内巻き肩について

既に多くの方に猫背が定着しています。
パソコンやスマートフォンと向き合う中で、知らないうちに猫背になっていませんか?
すでに猫背という自覚があるという方も多くいるのではないでしょうか。
「猫背の自覚はあります、だけど、この姿勢が楽です。」と思っている方も多くいますし、そもそも正しい姿勢がわからない方もいます。
猫背が我々にとってどれだけのデメリットがあるのかご説明します。

そもそも猫背ってどんな姿勢なの?
多くの方が猫背とは、背中が丸くなっている、 顔がうつむいている、肩が丸まっているなどを想像されます。
実はどれも当てはまります、しかし一つ基準としてみてほしいことはアゴの位置です。
立っている姿勢や座っている姿勢を横から見たときに、体の軸からアゴが前に出ていれば猫背です。
スマホやパソコンがこれほど普及した現在においてはスマホ猫背と呼ばれたり、IT猫背と呼ばれることもあります。

最近流行してきた内巻き肩。
猫背という言葉を聞いて自覚している方は多数いますが、巻き肩という言葉はご存じでしょうか?
肩甲骨の位置が外側に広がってしまい、肩が内側に巻いたような状態になってしまうことです。
この状態になると姿勢が悪く見えたり、体型が悪く見えたり、首こり・肩こり・頭痛を引き起こします。
巻き肩の症状は猫背とセットのようなもので同時になってしまう方がほとんどです。
特に女性にとっては老けて見られてしまったり、胸が小さく見えたりなど、視覚・容姿的にも大きなデメリットになります。

内巻き肩の原因と肩周り・身体への影響は?
内巻き肩の原因としては普段の姿勢の悪さからくるものがほとんどで、過剰に長時間スマホ操作を行うことで内巻き肩になるケースが多いことから、スマホ巻き肩と言われたりするほどスマホの普及にともなって内巻き肩は増えている症状です。
スマートフォンはパソコンと違って液晶画面が小さいので自分の楽な姿勢で目から比較的に近い位置で操作をしがちです。
人間の特性として背筋を伸ばそうとすると、手や腕は真下や後ろにあるほうが実は伸ばしやすいのです、反対に、背中を丸めると手や腕は前方方向に伸ばしやすくなるため、スマホを操作することと背中を丸めるということはセットとお考え下さい。

猫背・内巻き肩が続くと・・
●猫背や巻き肩の症状が長期間に渡って続くと、結果的に背中の多くの筋肉が筋肉疲労を起こします。
頭の後ろから肩甲骨までつながっている僧帽筋や肩甲拳筋に自動的に疲労が貯まりやすくなり、硬くなって、さらに肩甲骨の動きが制限されると、次第に背中が丸く猫背にもなりやすく、さらに進行すると、腰痛にも進行していくことがあります。
● 肩関節の前側にある斜角筋や小胸筋や大胸筋という筋肉の緊張が続いてしまって、首こりや肩こりを引き起こしやすくなり、さらに肩関節の周辺を通過する神経や血管が圧迫されて場合によっては腕や手や指先にしびれが出現する場合もあります。

猫背・内巻き肩が影響で引き起こす症状。
・肩こり
実は人間の頭の重さは約5~6kgあります。
体は常にこの重さを支えているので何もしていなくても疲れてしまいます。そして、頭を支える角度が違えばその疲労や負担は何倍にもなります。頭やあごが前かがみになればなるほど肩甲骨も前に出て巻き込み肩になってしまいます。
そして肩甲骨と肩甲骨の間の筋肉が引っ張られるようにして負担が広がり、その張りがこりなどの症状として現れます。

・腰痛
猫背・巻き肩になることで骨盤・下半身・上半身などにある重心位置がずれてしまい、その位置を整えようと腰の関節に負担がかかってしまい、腰痛になりやすくなります。併せて、正しい姿勢だと意外と腹筋や背筋を使用して立っていますが、猫背などの状態が続くとそれらの筋肉が衰えてしまいます。そうなってしまうといざ重いものを持とうとしたときにぎっくり腰になる可能性が高くなります。

・頭痛
首の周囲や背中の周囲には重要な神経がたくさんあります。姿勢不良によって猫背になるとその神経が圧迫されてしまい、その圧迫が頭痛を引き起こします。それと同時に自律神経の不調なども伴うこともあり、より慢性的な頭痛になったり疲れ目・かすれ目や、耳鳴りなどを引き起こすことにもなります。

・むくみやたるみ
姿勢が悪くなって猫背や巻き肩が続くと、リンパや血液の流れが悪くなって、むくみの原因にもなります。
実は顔の筋肉である表情筋などといった筋肉は背中の筋肉が引っ張りあげていて、背中の筋肉の不調や衰えは顔のたるみやむくみにもつながります。

原因①スマホやパソコン
やはりスマホやパソコンが現在社会においては一番の大きな原因と予想されます。
これらの機器が普及した世の中で身体のために使用を禁止するという選択肢を選ぶことは非常に難しいです。
長時間のスマホやノートパソコンを使用することで顔やあごが前に出てしまう、その結果、肩は内側に入ってしまい、猫背になってしまうというのは悪魔の方程式です。
これらの機器を使用する上でできるだけスマホを見る時には目の高さを意識してうつむき過ぎない、パソコンを使うときにもうつむき過ぎず、キーボードやマウスは体に近い場所で動かすようにするなどを気をつける必要があります。

原因②運動不足
筋肉の衰えや筋肉の柔軟性の低下は悪い姿勢を引き起こします。
正しい姿勢をキープするには筋肉がとても重要です。
適度な運動を行うことで筋力低下を防ぎ、併せて筋肉の血流も良くしてあげることを意識しましょう。

猫背・内巻き肩・ストレートネックがひどくなると

姿勢の悪さを自覚されている方は多数おられます。
しかし、知ってほしいことはまだまだその症状は初期の段階であってまだ先の症状があるということです。
さらに症状が悪くなると・・・
姿勢がもっと悪くなることで具体的にはしびれや何をやっても抜けない違和感・だるさなどが発症しやすくなります。
こうなってしまうと症状の軽減には時間がかかるようになります。
さらにさらに症状が悪くなると・・・
背骨の影響により肺が圧迫を受け呼吸困難になったり、背骨から骨盤に影響し、さらに下半身まで影響が及んでしまうこともあります。

→基本的に今お悩みの症状は確実に疲労や加齢とともに進行していきます。
最近何か変だなと思ったときにはまだまだ進行を食い止めるチャンスのタイミングであったりします。

施術例
猫背や不良姿勢の改善には骨盤や背骨はもちろん、それらを踏まえて全身を施術するというのが当院の考え方です。
患者様にはよく「ダルマ落とし」を例にお伝えします。
ダルマ落としでどこかの高さがすごく右に出ていると、どこかの高さがすごく左に出ていて全体のバランスがとれたりします。
人間の体も同じで、すごく右で出ている部分だけを治してやっても、左に出ている部分を治さなければバランスが悪いままです。つまり猫背や姿勢が悪いからと言ってそこばかりを施術してもよくならず、猫背などの影響によって悪くなっている別の場所も施術する必要があります。
当院ではお悩みの改善のためにその悪くなったバランスを元の良いバランス状態に修正するというテーマで施術を行います。

他院で「背中が丸いので肩甲骨を」「姿勢が悪いので骨盤を」とご案内される方が多いですが、当院では全身を調整します。
ですので骨盤も背骨も背中も首周りも肩甲骨も足も太ももなども全身を調整します。
全身を調整する整体を行うため姿勢以外でも産後でお悩みの方にも最適です。

PAGE TOP