足・膝

股関節痛・変形性股関節症

股関節痛・変形性股関節症について

そもそも股関節とは
股関節とは、太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)の上にあるボールの形をした大腿骨頭(だいたいこっとう)が骨盤にあるくぼみにはまり込むように形成されている関節です。
大腿骨頭の丸まった部分がすっぽりと骨盤のくぼみに入るため、構造上様々な方向に脚を動かすことができます。
これらの骨の表面には弾力のある軟骨があり、その軟骨があるおかげで、踏み込んだ時や立ち上がった時や着地したときに受ける衝撃をやわらげるクッションのような役割をしてくれています。
股関節には体重の3~4倍ほどの衝撃が普通に歩くだけでかかるといわれていています。

痛みが起こる原因として最も多いのが炎症が起きてしまう関節炎があります。
炎症とはつまり使い過ぎや疲労が蓄積過多となり引き起こされます。
普通に歩くだけでも体重の数倍の衝撃を受けやすい構造のため、走った時、階段の昇り降り、重いものを持った時などにはさらに大きな衝撃が股関節に伝わります。
このような積み重ねが少しづつわずかな炎症を起こし、ある時に痛みとなって出現します。
また、年齢が重なるに伴って、股関節を支える軟骨はすり減り、股関節にはさらなる衝撃が加わりやすくなります、変形性股関節症を発症したりします。
軟骨がほとんどなくなってしまうと骨同士が直接こすれ合うこととなり激痛が出現するようになります。
加齢や疲労によって股関節の状態が変わり痛みが出てくると変形性股関節症と診断されます。

股関節の症状にはこれらがあります。
●股関節脱臼
●臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)
●変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
●先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)の後遺症
●大腿骨頚部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)

【変形性股関節症の施術例】
股関節の症状は時間をかけて進行していき、徐々に悪化していきます。
とても重要なことは股関節の軟骨の回復は非常に難しいということです。
そのため一度でも損傷したり激痛があると痛みの緩和も難しくなるため、早急に施術を行い、少しでも進行を遅らせることが何よりも重要です。


変形性股関節症の進行の仕方
初期:軽度の痛み「なんとなく違和感がある、少し痛い」
股関節の軟骨が軽く損傷し、わずかな炎症を起こします。
股関節に痛みや違和感が発生するほかにも、おしり・太もも・ひざ・足首にも痛みの影響が出ることがあります。
この段階だと保存療法や減量が有効的な時期です。

進行期:慢性的な痛み「何もしていなくても痛い、股関節が動かしにくい、動かすと痛い」
股関節が広範囲で損傷・炎症を起こし、関節のすき間の狭窄化や関節の摩耗が確認できるようになります。
軟骨のクッション性は失われ、骨同士がこすれ合い骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨がトゲのようになることがレントゲンなどで確認できるようになります。
股関節の動作に制限がみられ、痛みが慢性化してきます。
階段の上り下りや歩行時にも支障をきたし始めます。

末期:激痛が出現「股関節を動かせない、歩けない」
股関節の軟骨がほとんどない状態で、関節のすき間がなくなります。
明らかな歩行障害を伴い、太ももを持ち上げたり、身体を屈める動作にも影響が出ます。
動きが制限されることで運動量が減り、脚のふくらはぎや太ももなどの筋力が低下していきます。

【変形性股関節症の施術例】
STEP1
股関節の痛みの多くは片方の股関節に体重や衝撃がかかり過ぎてしまうことです。
1.そもそも股関節には体重の数倍の重さがかかる。

2.片側の股関節に過剰な衝撃が伝わる。(利き足の関係、足を組むなどの骨盤の歪みの関係、歩き方の悪さ、姿勢の悪さ、肥満など)

3.片側の股関節の軟骨がすり減る。

4.痛みが出る。

5.痛みをやわらげようと足首や膝や全体バランスにも影響が出始める。

6.股関節をはじめ、いろいろなところに痛みが出て、動きを取りにくくなる。

7.筋力の低下・関節の変形・骨同士がこすれ合う。

以上のように悪化していきます。
当院では2に着目した施術を行います。
いろんな動作や歩行チェック・姿勢チェックを行うことで、片側に寄ってしまったバランスを元通りにするように働きかけます。
6.7まで症状が進行してしまっても2に着目した施術を行います。
軟骨は修復・回復できるものではなく、どれだけ消耗しないかが非常に重要です。
例え現時点で非常につらい痛みがあってもそれはそもそも過剰な衝撃が加わっていることが大きな原因です。
過剰な衝撃を取り除き、片側に寄ったバランスを中央に持っていくだけで、衝撃は減少し、痛みは減少します。
もちろん症状の初期段階でも2の対応が非常に有効的です。

STEP2
STEP1の情報をもとに施術を行っていきます。
股関節の痛みの原因は一つではなく、複数の筋肉や関節に関わっていることがほとんどです。
●股関節を持ち上げたに関わる筋肉=大腿四頭筋、腸腰筋、縫工筋が働く。
●股関節を後ろにやる動作(足を後ろに蹴る動作)=大殿筋、ハムストリングス(特に半腱様筋・半膜様筋、大腿二頭筋)が働く。
以上は例であり、実際にはもっと多くの筋肉が一つの股関節の動作に関わっています。

当院には
〇股関節調整整体
〇腸腰筋・梨状筋整体
〇殿筋整体(おしり)
〇はり・きゅう治療
〇ハムストリングスの筋膜リリース(太もも)
〇大腿四頭筋の筋膜リリース(太もも)
など股関節に関わる部位へのアプローチがあります。
STEP1の情報をもとに、原因に優先順位をつけて施術を行っていきます。

【男性 50歳代 天王寺区 会社員】
股関節が痛くて治療していただきました。
いすから立ち上がり、床から立ち上がりなどの時に痛かったのですがとてもましになりました。
まだ少し痛みは残っておりますので、今後もお世話になります。

【男性 30歳代 天王寺区 スポーツ関係】
他の整骨院とやってもらえる内容が全然違うと感じました。どこもだいたい腰やおしりなどのマッサージばかりでしたが、先生には股関節に関わるいろんな筋肉に施術してくださいました。
股関節と周りの筋肉の関係をわかりやすく説明くださり、説明と施術内容がわかりやすく理解させてもらいました。説明いただいた腸腰筋や梨状筋への整体は少し痛かったですが、めちゃくちゃ効果を感じました。

【男性 60歳代 天王寺 自営業】
股関節の痛みがひどく病院にて手術しかないと言われました。先生にお世話になりだいぶらくになり、現状は手術なしでもというところまで良くしてもらってます。
先生に治療といっしょに歩き方や体重のかけ方を熱心に教えてもらって、それが結果として現れてきているのでとてもうれしく感謝しています。

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