☑膝には体重の3倍、階段の昇り降りの時には7~8倍の負担がかかります。
☑そもそも膝関節の構造は不安定。日頃からメンテナンスと負担をかけ過ぎない事が重要。
☑膝の状態をよくするには膝に関わる筋肉が何なのかを知る必要がある。
☑当院では膝痛の原因である太ももに対して前・後・内側・外側の全方向からの施術を行います。
目次
体重×???が膝にかかっています
体重を減らすと膝にどれくらい良い?
膝関節の負担を減らす方法
膝関節の解剖
膝関節に関わる筋肉
当院の膝関節の施術例(太ももが原因の場合)
体重×???が膝にかかっています。
「膝への負担って体重と関係してるよね?」と考えたことがある方は多いと思います。
実際に我々の膝関節にはどれくらいの負担がかかっているのでしょうか。
実は歩いている時には体重の3倍の重さが膝にかかっています。
また、階段の昇り降りでは体重の7~8倍の重さが膝にかかっています。
体重60kgの人で例えると以下の重さが膝にかかっています。
(歩行時)60kg×3=180kg
(階段の昇降時)60kg×7=420kg
これだけの負担なので、高齢になるにつれて疲労が蓄積され、そして半月板や軟骨が減少し、痛みが発生しやすくなります。
体重を減らすと膝にどれくらい良い?
上記に説明した膝関節と体重の関係の続きになりますが、実際に体重が減ったと仮定した場合はどれくらい膝に良いのか??
ここでも例として体重60kgの人を参考とします。
上記の計算に基いて、体重60kgの方が3kgの減量をすると歩行時の膝関節への負担は171kg(57kg×3倍)となり、階段の昇り降りでは399kg(57kg×7倍)となります。
結果的に体重を3kg減らすだけでも膝関節への負担は約10kg~20kgも減少します。
過度な減量は健康上で危険ですが、肥満の自覚がある方は理想的な体重に整えることで、長期的に膝関節への負担を減らし、丈夫に長く生活していくことができます。
【詳細】
体重60kgの場合
(歩行時)60kg×3=180kg
(階段の昇降時)60kg×7=420kg
体重57kgの場合
(歩行時)57kg×3=171kg
(階段の昇降時)57kg×7=399kg
膝関節の負担を減らす方法
①正しい歩き方を身につけることで足への衝撃を減らす。
例えば野球でも悪い投げ方だとすぐに肘や肩を悪くしてしまいす。
歩き方も同じで、歩き方が悪いと正常な歩き方よりも疲労が感じやすく膝を痛めやすくなります。
②体重を減らして、膝関節への負担を減らす。
上記で説明した通り、膝には体重の数倍の負担がかかります。体重の減少は膝の負担減少につながります。
③膝関節周りの筋肉の維持。
色々な筋肉に膝は支えられており、サポートされています。
※初期の膝の痛みはレントゲン等には現れにくい傾向にあり、そういった方は歩き方を変えてやるだけで、痛みが軽減する場合は多くあります。
※お悩みの方は当院にて一度ご相談ください。
膝関節の解剖
膝関節の構造ですが、簡単に説明すると膝関節というのはふくらはぎの骨(脛骨と腓骨)の上に、太ももの骨(大腿骨)が乗っているだけの構造で、その骨の接着部分に軟骨や靭帯が密集しているという構造です。
イメージとしては立てた鉛筆の上にさらに鉛筆を立てるようなイメージです。
イメージしてもらってもわかるとおり、これだけだと非常に不安定なために膝には軟骨や靭帯があります。
・半月板=外側と内側にあり、関節の適合性とクッションの役割があります。
・靭帯=内外、前後の4つの靭帯があり、不安定な膝関節の安定感を左右と前後に守ってくれています。
膝関節に関わる筋肉
膝関節には様々な筋肉が付着しており、その数は13種類になります。
そのほとんどが太ももやふくらはぎの筋肉になります。
つまり。膝関節にとって重要な筋肉のほとんどは膝にはなく、膝の上下に位置している筋肉が重要だということです。
これらがその筋肉になります。
大腿四頭筋(大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋)、縫工筋、薄筋、大腿筋膜張筋、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、膝窩筋、足底筋、腓腹筋。
このように膝関節が安定して動くために、たくさんの筋肉が関わっています。
当院での膝関節の施術例
【症状例】
数か月前から膝の内側が痛い。
頻繁にしゃがむことが多く、そこから立ち上がろうとした時に一番痛みを感じる。
一度痛みが出てしまうと当分痛みがあり、そうなると歩いても、少し膝を曲げたり伸ばしたりでも痛い。
【施術例】
立ち上がり動作で一番痛みが出るということですと、太ももの前側の大腿四頭筋になにかの悪さが発生しているケースが考えられます。
立ち上がり動作で主に活躍する筋肉は大腿四頭筋で、そこが一番原因だと想定できます。
また上記でも説明したようにふくらはぎや脛(すね)の筋肉も膝には影響があり、今回のケースでも多少なりとも影響はしていると考えられます。
当院ですと太ももを施術するにしても以下のように
①太もも前側の外側
②太もも前側の中央部
③太もも前側の内側
④太もも裏側の外側
⑤太もも裏側の内側
というようにいろんな角度から太ももに対して整体施術を行うことができます。
併せて、ふくらはぎや脛の筋肉にもアプローチを行うことができるため、今回のような症状の場合は軽減する可能性が大きく考えられます。
太ももにあらゆる角度から施術を行えるのは当院の整体の特徴であり、特に太もも前側の整体は未経験の方が多くおられます。
同様の症状で、別の接骨院などで膝ばかりを触られたことや、太ももの裏側しかマッサージを受けたことのない方は、一度当院までご相談ください。